わたしたちAANの所属しているこのCreative Hub 131の皆さんと話すとき、
「CET(セット)」ということばがよく出てきます。
CET(Central East of Tokyo)とは、2002~8年間にわたって開催されてきた
都市型コミュニティイベント。
空洞化した東東京地域にアート・デザイン・建築の複合イベントで再生を試み、
リノベーション事業で地域社会に多大な影響を与えたものです。
今回のシンポジウムは、そのCETをメインメンバーの方々、
そしてCreative Hub131のメンバーとCETの活動を振り返り、
今後の街の行方やCET以降の動向について語っていくというものです。
パネリストは次の方々。
CETメンバーとして、
佐藤直樹さん(Asyl代表、グラフィックデザイナー、アートディレクター、多摩美術大学准教授)
清水義次さん(㈱アフタヌーンソサエティ取締役社長、東洋大学大学院公民連携専攻客員教授)
シミズヨシユキさん((有)ズィープロダクション代表、コミュニケーションディレクター)
Creative Hub 131メンバーとして、
新野圭二郎さん(アーティスト、Creative Hub 131代表)
近藤ヒデノリさん(Tokyo Source代表、HAKUHODO ART PROJECTディレクター)
東泉一郎さん(グラフィックデザイナー)
嘉藤笑子(AAN代表、武蔵野美術大学非常勤講師)
寒い寒い日にもかかわらず、20余名の方がご来場いただき、
予定時間を越えてしまうほどの熱いトークに聞き入っていらっしゃいました。
(※すみません。AANスタッフはその後交流会準備に入ってしまったため、
講演会内容につきましては、後日きちんと参加者の方にお伺いして掲載しますね。)
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その交流会準備です。
おなじみ「空鼠」の小山一平くん&村上慧くん2人による
特製カレーをつくってもらいました。
村上くんは、今回のアートシンクロ展で、御近所のTobin Ohashi Galleryにて
『引っ越しと定住を繰り返す生活/村上さん家』を展示&移動?中なので、
本当に‘御近所からきた’という感じでした。
Tokyo Source&AAN所属?のミヤジマサユキくんも加わり、
まさに男の厨房。
そして準備が押せ押せで完成!といったころ、
シンポジウムを終えた皆さんが到着しました。
この「社員食堂」の場で食を囲むと、
シンポジウムのちょっと引き締まった感じも和らぎ、
いつものとおり和気藹々の雰囲気になるから不思議です。
宴もたけなわの頃、
このCreative Hub 131に滞在制作中の作家、福岡寛之さんが
不思議な円盤を持って現れました。
これ、5000枚の空を映したフィルムを巻いたものだそうです。
それをアジアやアラブの露店にいそうな怪しい魔術師?よろしく、
どんどんどんどん上に伸ばしていく・・・そんな不思議なパフォーマンス。
みんな何気に引き込まれ、いつの間にか会場がひとつに・・・。
天井まで届いた?!
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さてこれからのCentral East Tokyo(東東京)ですが、
どうなっていくのでしょうか。
そしてそれを担っていくのは・・・?
(林)