アーティスト名［Artists Name］
山上 渡［Wataru Yamakami］
誕生年（年齢）［Birthday (Age)］
1981年（31歳）
出身地・活動拠点 ［birth place, current working place］
高知県生まれ 長野県を拠点に活動
所属 ［belonging organisation/occupation］
MAKI FAIN ARTS(契約ギャラリー)
活動・作品のコンセプト／ステートメント [concept/statements]
私の作品コンセプトは「全ては結びつながれてる」という一つの妄想めいた確信です。
１０代からシャーマニズムや宗教、オカルト、スピリチュアリズム、カウンターカルチャーに興味を持った私は様々な
場所を訪れインスパイヤされ作品を作ってきました。
その旅の過程において私は多くの不思議な現象、、出来事、シンクロニシティに遭遇します。その度に私は「世界は結びつかれているのではないか」と強く感じました。世界には意思があり、私たちの認知できないところでは一つなのではないか？と。森を這い回る極微細な生物＜変形菌＞や静かに時を吸収し増殖する鉱物。見えないものと見える世界を結ぶシャーマンたち、彼らが行う儀式や民間伝承。世界中にある伝説や神話。昼と夜の隙間。陰と陽の間にある中庸の思想。そういったものが私の作品のモチーフとなります。
しかし昨年3月11日におこった東日本大震災、それに伴う巨大津波と福島第一原発の事故により、私の中で大きな変化が起きました。それはまるで私個人の内部にある地殻プレートが震えるような根本を揺るがすような変化です。私が今までに感じたことのない不安感、絶望感、虚無感。多くの人が感じたであろう衝撃は私の今後の作品に大きく影響を与えるでしょう。
その変化は私が見てきた視点に大きく関わるものではないかと思います。菌類のような極微細なミクロの世界。シャーマンや神話などがつながろうとする宇宙的なマクロの世界。私は今その間に存在する人間と人間の行為に大きな興味を抱きます。この大災害が我々人類に与えたインパクトは、今までおこった災害とは、まるで違ったものではないかと思います。原発事故、放射能漏れ。それは何の因果か世界で唯一原爆の落とされた日本という国におこりました。何かの意図か、神のいたずらか。私たちはこのつながりをどう解釈し、どう学ぶのか。私個人としてもモノを創りだす者として、今まだ収束を得ないこの出来事をどう受け止めアートとして表現するか、それはこれから作品を創るにあたり大きなテーマとなるはずです。
プロフィール ［profile］
<個展>
2011 年 「エデン / Eden」Maki Fine Arts ( 東京、日本橋 ) 2008 年 「ウシロノショウメン」8 Link Studio(長野、大町)
2006 年 「宇宙の頭」SHORT LINK CIRCUIT(東京、六本木) 「鏡ノハナシ」食事処あいすなお(香川、直島)
2005 年 「24 時間の公開インスタレーション制作」E★stadio(横浜、北仲 Brick 内) 2004 年 「顔展」nagne(東京、新宿)
2001 年 「山上渡個展」CASA DE BARRO(ペルー、クスコ)
<グループ展>
2011 年「メタモルフォーシス」八十二文化財団、ギャラリー 82(長野)
2010 年「Globe show2009」8 Link Studio(長野、大町) 「Japanese Inspired” Exhibit」Mendocino Art Center(USA,Mendocino) 「湖畔の原始感覚美術展」麻倉(長野、大町)
2009 年「岡本太郎現代芸術賞展」川崎岡本太郎美術館(東京、川崎) 「Group show2009 」8 Link Studio(長野、大町) 「越後妻有トリエンナーレ」かまぼこ画廊(新潟、まつだい) 2008 年 「Group show2008」8 Link Studio(長野、大町)
2001 年 「二人展」Capilla de san bernardo( 礼拝堂)(ペルー、クスコ)
<受賞歴>
2008 年 トウキョウワンダーシード入選 2008 年 シンジュクアートインフィニティ入選
2008 年 トウキョウワンダーウォール入選 2009 年 岡本太郎現代芸術賞 特別賞受賞 2010 年 トウキョウワンダーシード入選
